今年は「丑年御縁年」 山形・出羽三山神社で『石段詣』

山形県庄内地方にある出羽三山（でわさんざん）神社に伺いました。

羽黒山頂に位置する本殿までは、
2446段の石段を歩きます。

そこでは『石段詣（いしだんもうで）』
というものがあると聞き、
興味津々で挑戦してみました。

 

今年は丑年御縁年（うしどしごえんねん）

 

ビリーフリセット®アドバイザー／コンダクターの末広康三（すえひろ やすみつ）です。

 

出羽三山とは、庄内地方の名山である
・羽黒山（はぐろさん）
・月山（がっさん）
・湯殿山（ゆどのさん）
の総称です。

羽黒山頂には、三神合祭殿があり、
これらの神様が祀られています。
これが出羽三山神社です。

 

さて、今年の干支は「丑（うし）」。
出羽三山神社では「丑年御縁年」といって、
丑年にお詣りすると、12年分の御利益があるとのこと。

以前から行ってみたいと思っていたので、
今回はまたとないチャンス!!
これも何かのご縁、と思い立ち
お詣りしてきました。

 

現在・過去・未来を巡る

 

それぞれの山には意味が込められていて、
・羽黒山は、現世の幸せを祈る山（現在）
・月山は、死後の安楽と往生を祈る山（過去）
・湯殿山は、生まれかわりを祈る山（未来）
とされています。

出羽三山に参拝することは、
現在・過去・未来を巡る『生まれかわり旅』
であるとも言われています。

 

私の今年一年のテーマは、
『再出発（リスタート）』。

現在の自分と向き合い、
過去を見つめ直し、
新しい未来へとつなげいく。

『再出発（リスタート）』と『生まれかわり旅』。
まさに、ドンピシャリではないですか!!

というわけで、
３つの山の神様が祀られている
出羽三山神社へのアプローチである
2446段の石段を登り、
その参道を辿る『石段詣』をしてきました。

 

ちなみに、
神社のアプローチである道を
『参道（さんどう）』
といいますが、

私たちが母親から産まれてくるときに通る道も
『産道（さんどう）』
といいます。

『参道』を辿ることが『産道』へとつながり、
新しい自分に生まれかわる…。

とてもワクワクした心持ちで、
出発地へと向かいました。

 

『石段詣』をして気づいたこと

 

『石段詣』のスタートは、
隋神門（ずいじんもん）から。

こちらの社務所で手続きし、
説明をしていただきます。

 

 

お注連（おしめ）を購入。
ＱＲコードを読み込んで、チェックイン。
いよいよ、生まれかわりの旅が始まります。

 

 

 

祓川（はらいがわ）に架かる神橋と、須加の滝

かつては、この川で身を清めてから
参拝したそうです。

 

 

国宝・羽黒山五重塔

千年以上前のものが現存。
もう、時空を超えています。

 

一の坂

いよいよ、ここから勾配がきつくなります。

 

女夫杉（めおとすぎ）

五重塔の手前に、樹齢千年以上といわれる
天然記念物の「爺杉（じじすぎ）」
がありましたが、
私はこちらの方が気に入りました。

 

二の坂

「弁慶の油こぼし」と言われるくらい、
この参道の一番の急勾配区間です。

雨が降ってきたのですが、
気持ちがいいので、
濡れながらゆっくりと歩みを進めます。

 

 

三の坂を超えて、出羽山頂に到着。
1.7㎞の道のりを、約90分かけて登ってきました。

 

三神合祭殿
壮大な茅葺屋根に、つい見惚れてしまいます。

 

社務所のQRコードにて、
到着のチェックアウト。
すると、画面にはこんな表示が…。

やったー！
なんと素晴らしいことでしょう！
こんな形で、早速応援されていたなんて。
素敵すぎます!!

ああ、自分は、なんか知らんけど
応援されているんだな。
守られているんだな。

という感覚が、
体の底から湧き上がってきました。

 

どんなことがあっても、何とかなる。
今後、いろいろなことが起こるかもしれない。
けれども、それは、
自分の目指すところに至るまでの
必要な通過点なのだ…。

表れてきたのは、何となくのイメージなのですが、
敢えて言葉に翻訳すると、こんな感じかな？

 

『石段詣』と『生まれかわりの旅』。
今後、どのような展開が起きるのだろう？
とても楽しみになっている自分がいます。