『最長片道切符の旅』を、旅行日と同じ日に読んで思いに耽る ー第11日(11月1日)ー

『最長片道切符の旅』11日目の乗車線区は、
水郡(すいぐん)線・東北本線・水戸線・常磐線の4つ。
乗車距離は約400キロにもなるのに、やけにあっさりと終わっている印象を受けました。
不思議に思ってもう一度読み直してみたところ、
これまでの章は10ページ前後の分量だったのに、この章は6ページで終わっていました。

これは一体どういうことなのか?
詳細な車窓案内をしてくれる宮脇さんらしくないではないか。

さらに読み直してみると、「もしや??」と思われる箇所を発見しました。
50.2キロもある水戸線の記述がたった4行の文に、必要かつ簡素にまとめられていました。
こんなまとめ方は、これまでの章では見られなかったことです。

ここで、私の中に「ある推理」がふと思い浮かびました。

私は一度だけ、水戸線に乗車したことがあります。
前橋からの帰途、時間に余裕があったので、いつもの高崎線ではなく、
両毛(りょうもう)線・水戸線・常磐線経由の大回りをして上野駅に向かいました。
初めて乗った水戸線。
なのに、帰宅後に振り返ってみても、
その時の車窓風景をどうしても思い出せないのです。
下館駅で乗客の多くが入れ替わったことぐらいしか印象に残っていない。
もしかすると、宮脇さんも私と同じ・・・

いやいや、これはあくまでも私の「推理」なので、これ以上のことは差し控えます。
長い道中では、実にいろいろなことが起きるのでしょう。
著者は、その時に見たこと、起きたこと、感じたことを率直に書いている。
ただそれだけのことなのかもしれません。

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『最長片道切符の旅』を、旅行日と同じ日に読んで思いに耽る ー第10日(10月31日)ー

今日は、山頂付近に雪を頂いた富士山を望むことができました。初冠雪です。
旅行するにはもってこいの気候になりました。
『最長片道切符の旅』第10日も今日と同様、良い天気に恵まれていたようです。

さて、神奈川県民の私の旅行先。
北関東・東北などの北方面に比べると、
中部・関西などの西方面が多い傾向にあります。
これは、寒さ(特に雪)が苦手なことに加え、
一旦東京駅まで出なければその先に進めない、
(逆に言うと、帰宅時、東京駅からまだ先が残っている…)
という心理的なバリアーがあるようです。

自分で勝手にそう思い込んでいる節もあるので、
それはいったん脇に置いておき、
東北地方の旅行記を、紙上で楽しんでいきます。

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『最長片道切符の旅』を、旅行日と同じ日に読んで思いに耽る ー第9日(10月30日)ー

鉄道が好きであちこちに出かけているのなら、
JR(旧国鉄)がない沖縄県以外の都道府県の線区をくまなく乗車しているのでは?

と思われがちなのですが、
実は私がまだ踏み入れていない地域がいくつかあり、
「三陸」はその一つになります。
当然のことながら、
三陸につながる山田線、釜石線、大船渡線は未乗線区です。

加えて、
・秋田から昼間の秋田新幹線「つばさ」に乗ったけれど、爆睡して田沢湖線の記憶は一切ない
・東北本線は、往年の名急行「八甲田」で夜中に通過し、気づいたら青森県の浅虫海岸が見えた
という「不運な過去」があり、
今回著者が乗車している区間の昼間の様子は、
私にはまったくの未知の世界なのです…。

というわけで、
いつか乗車できる日に思いを馳せながら、
この章の車窓風景の描写を楽しんでいきます。

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『最長片道切符の旅』を、旅行日と同じ日に読んで思いに耽る ー第8日(10月29日)ー

『最長片道切符の旅』8日目は、
羽越本線・米坂線・奥羽本線の3線。
比較的乗車区間の長い線区ですが、
著者の乗車時とは様相は大きく異なってきています。

<奥羽本線>
・普通列車の客車運用はなくなり、電気式気動車のGV-E400系に置き換え(画像参照)
<米坂線>
・2022年8月の大雨による被害のため、今泉(一部、米沢)―坂町間でバス代行輸送中
<奥羽本線>
・福島―新庄間は山形新幹線として運行
(新幹線と同じ線路幅となり、在来線である新庄以北との直通運転はできない)
・大雨災害の復旧工事の際、新庄―院内間は架線を外され非電化となる

昭和53年といえば、山陽新幹線が博多まで開業して3年目。
東北新幹線も上越新幹線もまだ工事中で、
全国各地で特急列車が大活躍。
「ゴー・サン・トウ」と呼ばれる大きなダイヤ改正があった年でした。

若い読者にしてみれば、
『最長片道切符の旅』はもう歴史的名著になってしまっているのではないか?
そんな、いらぬお節介に思いを致している自分を脇にちょいと置いて、
今日も読み進めていきます。

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『最長片道切符の旅』を、旅行日と同じ日に読んで思いに耽る ー第7日(10月28日)ー

『最長片道切符の旅』は、9日間の<途中休憩>を挟み、
本日から再開されます。

著者の宮脇さんは、これまで6日間にわたり、
北海道:広尾駅から青森県:好摩駅まで、
2500㌔以上(青函連絡船を含む)の鉄道旅行を楽しんできました。
よくよく本文を読んでみると、
前後の移動を含めて7泊8日(うち2泊は夜行列車!!)の旅行をしてきたわけで、

著者と同年代の私としては、
いくら好きでも、連続の乗り詰めで体力がもたないかも…
そんな思いに駆られてしまいました。

宮脇さんのバイタリティーに改めて驚きながら、
敬意をもって読み進めているところです。

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『最長片道切符の旅』を、旅行日と同じ日に読んで思いに耽る ー第6日(10月18日)ー

今朝は、全身が痛くて起きられませんでした。
夕方、ようやく回復してきたので、この記事を書いています。

私は、旅行先での体調不良を経験したことはあまりないのですが、
帰宅後に発熱することは、何度かありました。

『最長片道切符の旅』も、北海道最後となる6日目。
文面を見る限り、
著者の宮脇さんの体調は良好なようです。

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『最長片道切符の旅』を、旅行日と同じ日に読んで思いに耽る ー第5日(10月17日)ー

今日は、勤務校の運動会。
いつもより早い時間の電車に乗り、出勤。
「今日は、絶好の運動会日和だなぁ。」と思いながら、
何気に車窓から車内に視線を移したとき、
或るものが無いことに、ふと気づきました。

昨日のブログで、
<『昭和』にはあったけど、『平成』になって無くなった>
或るもののことに触れたのですが、
実はもう一つ、無くなったものがあったのです。

それは、<週刊誌の中吊り広告>。
書籍の広告は今でも見かけますが、
週刊誌の中吊り広告は今や、すっかり見なくなりました。

デジタル媒体の普及などがその要因として考えられますが、
新車においては広告掲示スペースが減り、
その分、車内に開放感が生まれることにもつながっています。

『最長片道切符の旅』の発表から45年以上がたち、
著者の宮脇さんが乗車した車両たちは、
今はことごとく代替わりしています。
文面に現れる些細な部分にこだわりながら、
時代の変化を現在と比較しつつ、この先を読み進めていきます。

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『最長片道切符の旅』を、旅行日と同じ日に読んで思いに耽る ー第4日(10月16日)ー

自称、『乗り鉄』『時刻表鉄』の私。
高校時代は、若さと体力と度胸に任せて
7泊8日くらいの旅を楽しんだものですが、
社会人としての年月を重ねるうちに
4泊5日程度が最大となり、
今や1泊2日、あるいは「弾丸日帰り」
といった日程での乗り鉄旅行が、ごく当たり前となってきました。

これには、紛れもなく、
<日程確保>と<お財布>と<健康面>
の問題が大きく関係しています。

時間とお金と体力の制約がある中、
いかにして目的の列車に乗って楽しめるか、
時刻表とにらめっこをすることになります。
まあ、これが『時刻表鉄』の醍醐味でもあるわけですが…。

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『最長片道切符の旅』を、旅行日と同じ日に読んで思いに耽る ー第3日(10月15日)ー

親しんで繰り返し読んでいた本を、
「一日一章ずつ読む」と決めて、
今まで以上に丁寧に読み進めていくと、
新たな発見をすることがあります。

『最長片道切符の旅』第3日目には、
こんな記述があります。

―・―・―・―・―・―・―・―

きのう根室本線で見た月が、きょうは満月となって湖上にのぼっている。

(新潮文庫版 P.70より抜粋)

―・―・―・―・―・―・―・―

あれ?
仕事から帰宅したときに見た月は、
三日月だったぞ!?
月の満ち欠けの周期は、毎年同じではなかったっけ?

夕食後に調べてみると、
本日、令和8年10月15日の月は
輝面率22%の『ほぼ、三日月』。

でも、今のカレンダー(太陽暦)と、
実際の月の満ち欠けの周期とは、
約11日間の違いがあり、
『満月や新月の日は、毎年ズレる』とのこと。

というわけで、著書の内容は間違いではなく、
今回の気づきのおかげで、
授業で使えそうな、新しい知識を得ることができました。
うん、実に面白い。

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このブログ記事は、
著者が旅した日と同じ日に一章ずつ読み進め、
感じたことや気づいたことをまとめていく企画です。
それでは、最長片道切符の終着:
鹿児島県枕崎駅に向けて「出発進行!!」。

『最長片道切符の旅』(宮脇俊三 著)の簡単な説明は、こちらから。

快速「しれとこ摩周号」

<快速「しれとこ摩周号」(2018年 知床斜里駅にて)>

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『最長片道切符の旅』を、旅行日と同じ日に読んで思いに耽る ー第2日(10月14日)ー

今日、10月14日は『鉄道の日』。

明治5(1872)年10月14日、
日本で初めての鉄道が、
新橋~横浜間で正式に開業。
154回目の記念日を迎えました。

もし、日本に鉄道が開業していなかったとしたら、
その3分の1近くの期間を、
<鉄ちゃん>として過ごしてきた私の存在は、
なかったのかもしれません…。

ちょっと感慨に浸ってしまいましたが、
この『鉄道の日』(当時は『鉄道記念日』)についての記述は、
我が『最長片道切符の旅』には見当たりませんでした。

著者である宮脇 俊三さんは、どんな思いで
壮大なる旅の2日目を迎えたのでしょうか。

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『最長片道切符の旅』(宮脇俊三 著)の簡単な説明は、こちらから。

特急おおぞら

<特急「スーパーおおぞら」(2018年 釧路駅にて)>

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