7月3連休の過ごし方③ 「ビリーフをリセットする」

あれも! これも!!
と、思いつくままに
「タスク山盛り・てんこ盛り」
のスケジュールを作ってしまった、
「これまでの3連休の過ごし方」

その結果、一体どうなったのか?

その話の続きです。

前々回・前回記事は、こちらから。

http://sue88.com/archives/212

 

http://sue88.com/archives/221

 

これまでの「3連休の過ごし方パターン」を振り返る②

 

ビリーフリセット®アドバイザーの
末広康三です。

 

これまでの「3連休の過ごし方パターン」を、もう少し詳しく振り返っていきます。

 

 

<連休1日目の夜>

スケジュール表を見て、
愕然とする私。
予定の半分も終わっていない…。

「できなかったことを悔やむ」
「できなかった自分を責める」
そして、あと2日あるから
「また頑張らねば、と叱咤激励する」

今日できなかったタスクを、
翌日のスケジュール表に盛り込んで、

「よし、明日は頑張るぞー!!」

 

<連休2日目の夜>

スケジュール表を見て、
またまた、愕然とする私。
予定の3分の1も終わっていない…。

・だんだんと、疲れとイライラが募る
・「こんなこともできないのか」と、自分をさらに責める
・落ち込む
・一人の世界に入り込む
・何もしたくなくなる
・心配する家族に当たり散らす
・家族から非難されて、ますます落ち込む

今日できなかったタスクを、
翌日のスケジュール表に盛り込んで、

「よし、明日はなんとかせねば…。」

と、悲壮感を漂わせて眠る。

 

<連休3日目の夕方>

そんなことをしているうちに、
とうとう3日目の夕方を迎える。

山盛り・てんこ盛りのタスクを書いた紙を、破り捨てる。

いわゆる「サザエさん症候群」。
「明日なんて来なければいいのに」なんて思い込む。

風呂にも入らず、夕食もとらず、
早々に布団に潜り込む。

浅い眠りで、夜中に何度も目覚める。

 

<その翌朝のこと>

むっくりと起き出す。

シャワーを浴びながら、
「またやってしまった…。」と悔やむ。

熱いシャワーで
その悔やみを洗い流しながら、

「結局、何もしないのと同じだった…。」

と気づく。

そして、3連休前と
状況は全く変わっていないのに、
重苦しい気分だけを上乗せしたまま、
足を引きずるように、仕事に向かう。

 

<次の3連休>

せっかく、
「次の休み(3連休)は、こんな失敗を繰り返さないぞ!!」と、
気づいたのに、
実は、また同じことを繰り返している。

 

これ、「悪いパターン」の再生産です…。

 

 

自分の行動は、「ビリーフ」に起因している

 

では、なぜ自分は、この
「悪いパターンの再生産」を
繰り返してきたのでしょうか?

 

TO-DOリストの作り方でもない。
気合が足りない!! という話でもない。

 

実は、自分自身の「あり方(Being)」に関係があったのです。

 

ここでもう一度、
私自身の「あり方(Being)」を振り返ってみます。

・「完璧主義」
・「タスク山盛り・てんこ盛り」
・「できない」ことをとても恐れている

その根底にあるもの。
つまり、自分が強烈に
「思い込んで」「信じて」きたもの
(これを「ビリーフ」といいます)が、

 

『できていない自分は、自分ではない。』

『できていない自分には、価値がない。』

 

という、自分の「あり方(Being)」でした。

 

<自分は、こういう人間である>
と、初めから決めつけてしまっている。
つまり、自分という人間の

「前提」

を、カッチリと形作っていました。

 

だから、
自分が「できる人」でいるために、

・あれもできる、これもできる。
・たくさんできている自分には、存在価値がある。

という<証拠>を、たくさん作り出そうとしていたのです。
だって、この<証拠>がなかったら、
自分自身でいられなくなってしまいますから…。

 

 

そして、もう一つ重要なポイント。

 

この<証拠>集めは、
誰のために行ってきたものなのでしょうか?

 

それは…、

『他人』

です。

 

自分自身が納得するため、ではなく、

『他人』に
『できているあなたは、素晴らしい。』
と認めてもらうため

にしていたことでした…。

 

つまるところ、
私は、自分自身を自分では認めず、

「自分は他人の目からどのように映っているか」

を、自己評価の軸としてきてしまっていたのです。

 

ですから、

『自分軸』ではなく、

『他人軸』中心の生き方をしてきた

ということになります。

 

では、この『他人』とは、一体誰か?

職場の人? 友達? 近所の人?
家族? 世間一般の人たち?

 

いろいろな答えあるとは思いますが、
究極のところ、

「自分の母親」

ここに行き着きます。

 

これは、「ビリーフ」を考えていく上での根幹にかかわることになるので、
いずれ機会を改めて
お伝えしようと思います。

 

 

「ビリーフ」をゆるめて、自分を俯瞰する

 

話を、「3連休の過ごし方」に戻します。

 

自分自身の「あり方(Being)」、
つまり、自分が握っていいた<前提>。

 

『できていない自分は、自分ではない。』

 

という考え方を、ちょっとゆるめて、

 

『できている自分でも、できていない自分でも、どちらでもいい。』

 

としてみました。

 

まずは、自分の「あり方」の
ハードルを見直しました。

 

先の3連休では、ハードルの高さを、

 

「100点」(完璧主義)にしてもいいし、
「0点」(完璧主義の正反対)にしてもいい。

 

としてみたのです。

 

その上で、
今回は実験として

「0点」

を選びました。

(ちょっと、勇気がいりましたが。)

 

 

「100点主義」は、減点法

「0点主義」は、加点法

 

加点法でいくと、
一つできても、得点は「プラス」。
二つできたら、なお「プラス」。

 

できないから駄目、
と焦ることもない。
タスクに縛られないで、
ゆったりとした時間が過ごせる。

 

スタート時点から、
もう「プラス」の方向にしか行かない。
だから、やることなすこと、
その一つ一つが楽しくて仕方ない!!

 

私は、これまでに得たことのない
気軽さと、楽しさと、
心の平穏を感じたのでした。

 

だから、何もやらなくても、

・大丈夫だった。
・楽な気持ちで過ごせた。

 

そのうえ、

・これまでの「悪いパターン」から抜け出せた。

のだと思います。

 

 

ここで、一つ注意点。

 

「ビリーフ」は、決して悪者ではありません。
幼い頃の自分が生きていく上で、
必要だったもの。
自分自身を守ってきてくれたもの。

 

ただ、大きくなった今の自分には、
サイズが合わなかったり、
用途が違っていたりするだけのこと。

そこに「違和感」をもつことで、
「生きづらさ」や「しんどさ」を
感じているのですね。

 

この話題については、
さらに説明が必要なので、
後日改めてお伝えしていきます。

 

 

さて、
自分自身の「あり方(Being)」を
見直していくことで、
今回のケースのように
自分の「やり方(Doing)」が
明らかに変わっていきます。

 

自分自身の「ビリーフ」に
目を向けながら、
自分の生き方にアプローチしていく。

 

これからも、このような
<ちょこっと実験>」をしていきます。

そして、自分自身の体験を通して、
「ビリーフ・リセット®」の考え方を
多くの方にお伝えできればと思います。

 

 

18-029 ランチ

(美味しくいただきました!!)

 

投稿者プロフィール

末広 康三
末広 康三
 <すえひろ・やすみつ>
 現役の小学校教師としてバリバリと仕事をこなしてきたが、ある朝、突然動けなくなり「強制終了」を体験。職場復帰後、友人経由で転送されてきた「とあるブログ」をきっかけに自己探求に目覚め、「心のしくみ」についての学びをスタートさせる。
 現在、小学校勤務のかたわら、これまでの経験を活かし、[心のしくみ]や[人としてのあり方・生き方]を先生・保護者・子どもたちに伝えていきたい」という願いを実現すべく、カウンセラー・セミナー講師を目指し修行中。

詳しいプロフィールはこちら。
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