『あれども見えず』に気づかせてくれた、5月の空

もうすぐ、5月もおしまい。
ふと見上げた空には、
「5月らしさ」がくっきりと映し出されていました。

 

この、4・5月の2か月間。
例年になく忙しく、目まぐるしい
日々を過ごしてきました。

 

仕事では、
新年度を機にポジションが変わり、
業務内容も大幅に変わりました。

とにかく、目の前に山と積まれた
半端ない仕事量をこなし、

次々と入ってくる案件に、
指示やアイデアを出し、
そのフォローとチェックを繰り返す。

 

・・・とまあ、
一言でいうと、

『目の前のこと』

しか見ていなかったんですね。

 

後ろを見ていたら、遅れる。

左右を見ていたら、取りこぼす。

下を見ていたら、後ろから押される。

 

とにかく、ひたすら前に進むことを
やってきたわけです。

 

 

ところが…。

 

先週、所用で出かけた、都内某所。

目的地には、
約束の時間より少し早く到着。

でも、お茶するには中途半端な時間。

では、駅周辺をブラつこうと、
地下鉄の駅から地上に出たところ、

こんな青空が、
目の前に飛び込んできた!!

18-017 空1

 

明るいけど、まぶしくない。
キリっとしていて、まさに5月の空。

そのとき、ハッキリと分かった。

 

『目の前のこと』だけが、
自分の全てではない。

自分の周りには、いろいろな
風景が展開しているのだ。

それを見ていないのは、自分だ。

 

自分の周りには、『ある』。
そこには、ちゃんと『ある』
豊かさも、うれしさも、温かさも。

 

「あれども見えず」
「あれども気づかず」

それを選んでいるのは、この自分だ。

 

見上げた空から、
こんな声が聞こえたような気がしたのでした。

(もしかしたら、「自分の内なる声」が、
このことに気づかせてくれた
のかもしれません…。)

 

この日、用事が済んだ後も、
地下鉄の駅まで、空を見上げながら、
ゆっくりと歩きました。

すると、空はこんな風に
自分に応えてくれたのでした。

18-017 空2

 

「大切なことを気づかせてくれて、
ありがとう!!」

ほっこりとした気持ちで、
家路についたのでした。

投稿者プロフィール

末広 康三
末広 康三
 <すえひろ・やすみつ>
 現役の小学校教師としてバリバリと仕事をこなしてきたが、ある朝、突然動けなくなり「強制終了」を体験。職場復帰後、友人経由で転送されてきた「とあるブログ」をきっかけに自己探求に目覚め、「心のしくみ」についての学びをスタートさせる。
 現在、小学校勤務のかたわら、これまでの経験を活かし、[心のしくみ]や[人としてのあり方・生き方]を先生・保護者・子どもたちに伝えていきたい」という願いを実現すべく、カウンセラー・セミナー講師を目指し修行中。

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