<中編>では、仕事を休むことに対する自分の「あり方」についてお話ししました。
今日は「やり方」について、「今の私だったらこのように対応しています」という、急に何もできなくなってしまった自分に対する「トリセツ(取扱説明書)」のお話。最終回です。
「トリセツ・その2」 自分の『やり方』を決めてしまえ
<中編>でもお話ししましたが、
「病気になって仕事を休んでも、自分の存在価値は変わらない。」
この「あり方」が定まっていれば、病気が治るまでの焦りがなくなり、じっくりと治療に専念しようという気持ちが湧いてきます。
では、実際に私はどのようにしているか?
私は、自分の仕事管理をする際、手帳にその日に行う「活動内容」を項目ごとに書き込み、一つ終わるごとに赤ペンで「OK」と書き込んでいます。
プライベートな内容に関しても、同様に行っています。
このタスクに、
「ひたすら眠る」「グータラする」「休む」などと書き込んでしまう
のです。
そうです。病気のときは、まず体を休めることが重要。それに専念することを「活動内容」にしてしまいます。
ひたすら眠ることができたのならば、これでタスク完了。元気になったときに、赤ペンで「OK」と書き込めばいいのです。
「あり方」が整うと、効果的な「やり方」が導き出される!
病気が治って元気になれば、自分の中にまた新たなエネルギーが湧いてきて、モチベーションも上がることでしょう。
職場に顔を出した時、自分に代わって自分の仕事をしてくれた同僚や上司に対して、感謝の気持ちも素直に伝えることができることでしょう。
そうすると、「病気になって仕事を休んでも、自分の存在価値は変わらない」ことが実感できます。
誰かが休んだ時、今度は自分がその代わりを申し出よう、という気持ちが違和感なく出てくるのではないかと思います。
投稿者プロフィール
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<すえひろ・やすみつ>
現役の公立小学校教師。神奈川県生まれ。これまで2,000人以上を直接指導。
40歳代後半、家庭では自身の子どもの不登校を経験し、仕事では「うつ」を発症。職場復帰後、大塚あやこ氏が提唱する「ビリーフリセット心理学®」と出会い、関心のあった「心のしくみ」についての学びを深める。
現在、小学校勤務と並行して、『心理の視点を取り入れて<問題>を俯瞰し、見つめ直してみる』という手法を教育・家庭・仕事に生かすべく、現場での実践や学習会・講演会などを行っている。
・ビリーフリセット®シニアアドバイザー
・企業研修ファシリテーター
(一般社団法人ビリーフリセット®協会 認定)
詳しいプロフィールはこちら。
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