先週末には、私が住む地方に
「春一番」が吹きました。
いよいよ、春本番のようです。
こんなところに、すでに春の姿が…。
ビリーフリセット®アドバイザーの
末広康三です。
息子の野球の試合のため、早朝、
とある球場まで送っていった帰り道。
畑の畔(あぜ)が、何だか明るく感じられる!?
車を停め、畦に近寄って目を凝らすと…。
こんな小さなところでも、すでに、
春の営みが始まっていました。
嬉しくなって、スマホのカメラで
写真を撮りまくっていたのですが、
ふと、あることを思い出したのです。
<春の訪れ>を、学習に生かす手立て・声掛け
私は、これまでの教職生活で、
小学1年生から6年生の全学年と、
特別支援学級の担任をしてきました。
そこで得た経験から、
この「春の訪れ」という機会を、
このように生かしいくのはいかが?
という提案をしたいと思います。
小学校の生活科(2年生)には、
『春をみつけよう』
という内容の学習があります。
(各学校の指導計画や、
使用している教科書によって、
単元名は異なりますが…。)
通常は、新学期最初の授業で行うので、
早くても4月上旬の実施になります。
各都道府県によって、
<春の訪れにはタイムラグがある>
ということを承知の上で発言します。
私の住んでいる地方は、
春の訪れが比較的早いです。
そこで、私が1年担任のときには、
3月のうちに、子どもたちに
このような声掛けをしてきました。
「だんだんと春らしくなってきたね。
次の学年で『春をみつけよう』という
お勉強をするんだけど、今のうちに、
どこに、どんな<春>を見つけたか、
覚えておくといいよ。」
また、春の訪れを4月以降に迎える
地方の方には、このような声掛けが
できるのではないでしょうか。
「まだ、冬らしさが残っているけれど、
自然は、どこかで<春の準備>を
しているかもしれないね。
次の学年で『春をみつけよう』という
お勉強をするんだけど、今、どこで、
どんな<春の準備>をしているのか、
探してみるといいよ。」
経験年数の浅い先生でも、
ちょっと先の学習内容を見通すことで、
このような「働きかけ」ができます。
また、ご家庭の保護者の皆さんも、
楽しみながらこんな声掛けされると、
お子さんが持つ「興味・関心」を
引き出すことにつながることでしょう。
さらに、この声掛けは、
4月から入学される新1年生にも、
とても有効であると考えます。
1年生は、学校探検や校庭探検のほか、
国語の学習で、さし絵の中から
<春さがし>をすることがあるからです。
これから、一雨ごとに暖かさを増し、
本格的な春を迎えます。
春の持つパワーを感じながら、
「ちょこっと実験」の気安さで
お子さんに声掛けしたり、
ご自分が<春の訪れ>そのものを
楽しんだりしてみてはいかかでしょう。
投稿者プロフィール
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<すえひろ・やすみつ>
現役の公立小学校教師。神奈川県生まれ。これまで2,000人以上を直接指導。
40歳代後半、家庭では自身の子どもの不登校を経験し、仕事では「うつ」を発症。職場復帰後、大塚あやこ氏が提唱する「ビリーフリセット心理学®」と出会い、関心のあった「心のしくみ」についての学びを深める。
現在、小学校勤務と並行して、『心理の視点を取り入れて<問題>を俯瞰し、見つめ直してみる』という手法を教育・家庭・仕事に生かすべく、現場での実践や学習会・講演会などを行っている。
・ビリーフリセット®シニアアドバイザー
・企業研修ファシリテーター
(一般社団法人ビリーフリセット®協会 認定)
詳しいプロフィールはこちら。
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