今年の桜の姿を見て、思うこと

桜が、咲きほこっています。
そんな様子を見て、ちょっと思うところがありました。

散りゆく桜、盛りを迎える桜

今年の桜は、長い期間咲いていますね。

一本の桜の木の開花期間が長い、
というわけではなく

3月のお彼岸の頃に早速咲き出した木もあれば、

直後の急な低温の期間を経て、再び暖かくなってから開花した木もあれば、

4月に入ってから、
「よっ、真打ち登場!!」ってな感じで、ようやく咲き出した木もある。

つまり、桜がいっぺんに咲きそろったわけではなく、
それぞれの木が「咲くぞ!!」と思った時期に咲き出したのですね。

それが徐々に続くから、
もう2週間以上も、桜の花を楽しめる期間が続いているわけです。

そんな様子を見て、ふと気がつきました。

 

みんながみんな、同じじゃなくていい。

それぞれにふさわしい時期に、自分の一番美しい姿を見せている。

 

人も、ふさわしい時期に己を開花させる

3月に咲き始めた桜は、
風に身を任せて花びらを吹雪の如く舞い散らせ、
枝の先には、美しい新芽を見せています。
着実に次の準備をし、実行しているのです。

このことを、人間に置き換えてみたらどうでしょう?

 

それぞれの人のペースは違うけど、
どの人にも、その人にふさわしい時期に、己のすばらしさを開花させることができる。

その流れは、止まらない。
着実に、次のステージに向かうことができる。

 

日本人には、桜に特別な思いを抱いてきた歴史があります。

いろんな解釈があると思いますが、
私は今年の桜の開花の様子を見て、
こんなことを思ったのでした。

 

18-010 写真 桜

投稿者プロフィール

末広 康三
末広 康三
 <すえひろ・やすみつ>
 現役の公立小学校教師。神奈川県生まれ。これまで2,000人以上を直接指導。
 40歳代後半、家庭では自身の子どもの不登校を経験し、仕事では「うつ」を発症。職場復帰後、大塚あやこ氏が提唱する「ビリーフリセット心理学®」と出会い、関心のあった「心のしくみ」についての学びを深める。
 現在、小学校勤務と並行して、『心理の視点を取り入れて<問題>を俯瞰し、見つめ直してみる』という手法を教育・家庭・仕事に生かすべく、現場での実践や学習会・講演会などを行っている。
 ・ビリーフリセット®シニアアドバイザー
 ・企業研修ファシリテーター
  (一般社団法人ビリーフリセット®協会 認定)

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