自分が書けなかった『漢字』。それは自分が目を背けてきたもの。

「心の世界」を少しずつ学んでいる過程で、ある事実に出会い、愕然としてしまいました。それは…。

読めても、書けなかった『漢字』たち

・傷を「いや」す。
・心を落ち着けて「めい」想する。

 

まるで、国語の漢字テストに出てくるような問題ですが、皆さん、「 」の中の漢字、書けますか?

 

「心の世界」を学んでいると、この二つの漢字にはしょっちゅう出会います。

 

心理学の講義を受けているときには、
ノートに聞き取ったことを書きなぐっているので、平仮名で書くことが多いです。

 

でも、講義後の感想を書いている最中、
はたと気がつきました。

 

「あれ、この漢字、どうやって書くんだっけ???」

 

先に紹介した二つの漢字。
読むことはできても、実は、書くことができなかったのです。
どうやら、年齢のせいではなさそうな気配。

 

では、どういうことを表しているのか?
自分なりに考えてみました。

自分が目を背け、捨ててきたものであったと気づく

これまでの自分を振り返ってみると、

 

・自分自身をいやしてきたことがあまりなかった。
・忙しさにかまけて、心を落ち着けてめいそうする機会をほとんど持たなかった。

 

こんなことが、思い起こされました。

 

つまり、これまでの自分には、
「このようなことは必要ない!」
と思い込んでいたことに気づいたのです。

 

必要がないならば、漢字が書けなくても、何ら支障がない。
むしろ、こんなゆったりとしたことしているなんて時間の無駄!
とばかりに思っていたのかもしれません。

 

自分にとって、一番必要だった
「いやす」ことや「めいそうする」ことを、自ら避けてきた結果、
頭と心と体が悲鳴を上げ、「強制終了」に至ったのではないか、と思ったのでした。

 

そう。
自分にとって「書けなかった漢字」は、
「自分が目を背けてきたもの」について気づかせてくれるものだったのでした。

 

最後に、漢字テストの答え合わせをします。
(皆さんはもうお分かりだとは思いますが…。)

・傷を「」す。
・心を落ち着けて「」想する。

ちなみに、今は二つの漢字とも書くことができますよ(笑)

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投稿者プロフィール

末広 康三
末広 康三
 <すえひろ・やすみつ>
 現役の小学校教師としてバリバリと仕事をこなしてきたが、ある朝、突然動けなくなり「強制終了」を体験。職場復帰後、友人経由で転送されてきた「とあるブログ」をきっかけに自己探求に目覚め、「心のしくみ」についての学びをスタートさせる。
 現在、小学校勤務のかたわら、これまでの経験を活かし、[心のしくみ]や[人としてのあり方・生き方]を先生・保護者・子どもたちに伝えていきたい」という願いを実現すべく、カウンセラー・セミナー講師を目指し修行中。

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