突然、下ろされた幕 ~『他人軸』から『自分軸』にシフトするチャンス!!~

 

2020年3月2日から始まった、学校の臨時休業。

4月の新学期に合わせて学校再開か?と、準備を進めていたものの、

急遽、ゴールデンウイーク明けまで臨時休業が延長されました。

この間の様々な出来事について、現役の小学校教師としての<気づき>を記します。

 

突然、下ろされた幕

 

ビリーフリセット®アドバイザー/コンダクターの末広康三です。

 

予定していた学習が終わらない。

学年末のまとめや新年度に向けた、子どもたちの準備や心構えができない。

来年度の活動予定を決めるための対外的な会議も中止。

卒業式や修了式はどうするの?

等々

 

臨時休業要請の報道を聞き、「ええっ!? 」「何で!?」の大合唱。
そこから現場は、てんやわんやの大騒ぎとなりました。

・3月中の予定変更のお便り作成
・学習課題のプリント作成
・児童の心身のケアや学習のフォローをするための、電話連絡や家庭訪問計画
・学校ホームページを活用した情報発信
等々

急遽計画を練り直して、その時点でできる限りのことはやったのでした。

 

『他人軸』から『自分軸』にシフトするチャンス

 

前述の、緊急事態に遭遇した状況下においての、私たちの視点・心持ちは、

<できない>
<やれない>
<こんなはずじゃなかった>

という【不安・心配・失望感】から生まれる

【受け身の思考や行動・他人軸】

であったことが分かります。

 

今までの活動では、
決められた学校行事予定や年間学習指導計画に則って、
児童の実態や学習進度を把握しつつ、
学校・学級運営や、日々の学習活動を進めていけばよかった。

でも、今やそれが全くできない状況になった。
日常、「当たり前」「これが普通」と思っていたことが、
いとも簡単に覆されてしまったのです。

 

かく言う私も、一時期、落ち着かない気持ちが優位に働いていました。

 

でも、しばらくこの気持ちに浸った後、あることに気づいたのです。

 

・これまで「できない」「そんなことはありえない」と思い込んでいたことを、『それって、本当?』と見つめ直すこと

・今までできなかったことを、このチャンスを生かしてやっていこう

 

ここに気づいた状況での視点は、

<できる・やれる>
<大丈夫>
<『ない』と思っていたけど、そこには『ある』。>

という【安心・自発性・希望】から生まれる

【自分の意識に基づく思考や行動・自分軸】

になってきたことが分かります。

 

このお陰で、新しい発想の下、様々な制約をクリアしつつ、
これまで実現できなかった形で卒業式を行うことができました。

 

今回の、この状況は、
『他人軸』から『自分軸』にシフトするチャンスになるのではないかと、
強く心に思っているところです。

<あり方>が変わると、<やり方>も変わってくる。

当たり前と思っていたことを、
もう一度考えるチャンスが来たと捉えています。

色々な面でご苦労されていて、
「何を言ってやがる!!」という声もあろうかと思います。
そうしたご意見があることも受け止めます。
このような、また別の一面からの考えもあるよ、
ということも承知いただけると嬉しいです。

20-003 鳥たち

 

 

投稿者プロフィール

末広 康三
末広 康三
 <すえひろ・やすみつ>
 現役の小学校教師としてバリバリと仕事をこなしてきたが、ある朝、突然動けなくなり「強制終了」を体験。職場復帰後、友人経由で転送されてきた「とあるブログ」をきっかけに自己探求に目覚め、「心のしくみ」についての学びをスタートさせる。
 現在、小学校勤務のかたわら、これまでの経験を活かし、[心のしくみ]や[人としてのあり方・生き方]を先生・保護者・子どもたちに伝えていきたい」という願いを実現すべく、カウンセラー・セミナー講師を目指し修行中。

詳しいプロフィールはこちら。
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