『読書ができない…』私が、そこから抜け出せた理由とは?

 

「一日、たった数ページの読書ができない…。」
という悩みが、最近の私にはありました。

「だったら、『やり方(Doing)』を変えればいいんじゃないの?」
というレベルの話でめでたくオシマイ!!

と思いきや、実は、人としての『あり方(Being)』
にまで関わってくる話であったのです。

 

自分の内面を見つめてみたら…

ビリーフリセット®アドバイザー/コンダクターの末広 康三(すえひろ やすみつ)です。

 

仕事関係の書籍や資料なら読めるのに、

自分が読もうと思って購入した本は、

なぜか、一向に読み進められない。

机の上は「積ん読」状態。
本棚の中は、購入したまま入れっぱなし状態。

 

これはマズい!!

風呂の中で、ぬるめのお湯に顎まで浸かり、
ゆったりとした状態の中で、自分の内面を見つめてみました。

1 自分のために読む本なのだから、少なくとも数十分の時間が必要だ。

2 たった数ページを読むのだったら、内容が細切れになるし、
読んだ気がしない。

3 家の中で、落ち着いて読書する場所がない。

 

ああ、そんなことを自分は思っていたのか…。

 

鼻の下までお湯に浸かりながら、さらに、自分の内面を見つめていると、

・読書できない自分には、価値がない

・読書する時間や気持ちの余裕が作れない自分は、ダメな奴

 

という「ビリーフ(思い込み・信じ込み)」にまで到達してしまいました。

 

「本が読めない私」が陥っていた『高いハードル設定』

 

さて、ここで「本が読めない理由」に挙げた1・2・3を見ると、

「読書をする」

という行為に対するハードル(自分自身の設定値)を、
異様に高く設定していたことが分かります。

 

なぜ、ハードルを高く設定してしまうのか?

それは、抱えている「ビリーフ」にばかり焦点が合わせられて、

・ダメにならないように
・失敗しないように
・自分の弱点が露見しないように

という心配・不安・恐怖が<負のエネルギー>となって、
人生のエンジンを回しているからに他なりません。

 

<負のエネルギー>は、

「どうせ、できっこない。」
「やっぱり、できなかった。」

という<負のスパイラル>をもたらします。

何度も何度も繰り返されると、
これが常態化し、その人の

「当たり前」

になっていきます。

 

始めのうちは、そんな風に深刻に捉えてはいなかったかもしれませんが、

「隠しておきたかった自分の内面」を表に出したくなくて、
知らず知らずのうちに、
自分で高いハードルを設定してしまうことになるのです。

 

『ビリーフ・リセット®』の学びをしている私でも、
まだまだ、様々なレベルのビリーフがあります。

でも、ビリーフそのものに気づき、
自分自身とビリーフとの間にすき間ができることで、

「ああ、このことはこういう事だったのか!!」
と、改めて気づくことができます。

 

一週間やってみた『ちょこっと実験』の結果は?

 

さて、「勝手に吊り上げていたハードル設定」に気づくことができた私。

そこで、「自分のハードルの高さ」を修正し、
次のことについて、『ちょこっと実験』をしてみました。

 

1 「一日一回、朝起きた時に本を読む」と決める
・3分間だけ読む
・2~4ページで項目だてされていれば、それだけを読む

2 前夜、本を枕元に置く。
朝目覚めたら、布団の上で、仰向けの状態で本を開く

3 目の前がボヤっと霞んでいても、
文字だけ追って内容が頭に入らなくても、
どちらでもいい。

とにかく、「読んだ」という「既成事実」を作る。

 

それでは、先週7日間の『ちょこっと実験』記録をご覧ください。

<1日目>
とにかく、布団の上で本は開いた。
でも、すぐに二度寝してしまった。

<2日目>
メガネをかける間もなく、本の文字を至近距離にて「目で追う」。
内容は全く入らないが,「まあ、いいか」という気持ちにはなった。

<3日目>
項目だてた4ページ分を読む。
メガネをかけて、しっかりと読めた。

<4日目>
「項目だて4ページ」×2を読む。
前日と同様、内容は頭に入ってきた。

<5日目>
「項目だて4ページ」×3を読む。
これで、章立てされた7項目を読み終えた。
ちょっと、満足感!!

<6日目>
まさかの朝寝坊!!
「朝の読書」はできなかったが、帰宅後すぐにページを開いた。
一気に、30ページある1章分を読んだ。

<7日目>
起床後も、帰宅後も読書。
2章分を読み終える。

 

「ハードルを低く」してみた感想は?

 

『ちょこっと実験』を1週間やってみての感想です。

・自分の「ハードルの高さ」が、いかに行動を邪魔していたかが分かった。

・「ハードルの高さ」は自分が勝手に設定していた。

・自分の心(気持ち)が安定すると、
行動までがガラッと変わることを実感した。

・読書に関して言えば、「自分はダメなヤツ」では、全くなかった。

「大きな勘違い」でさえあった。

 

この実験を通しての気づきは、

・「本が読めない」ことで、自分を責めることをしなくてもいい。

・「あり方」が整うと「やり方」まで変わってくる。

 

という訳で、今朝も4ページ分を読みました。

 

20-009 しおり

 

 

《お知らせ》

 

ビリーフリセット®協会の

【話して整理!しませんか? 認定カウンセラー紹介します】

プロジェクトに参加しています。
私が今、できることの一つです。

 

『一言メッセージ』

モヤモヤしていることや悩んでいることを

誰かに「話せる」と、

自分と問題とを「離せる」し、

思考も「放せる」。

この時期だからこそ一人で抱え込まず、
人に頼ってみてくださいね。

 

【話して整理!しませんか? 認定カウンセラー紹介します】

詳しいことは、こちらからどうぞ。

投稿者プロフィール

末広 康三
末広 康三
 <すえひろ・やすみつ>
 現役の小学校教師としてバリバリと仕事をこなしてきたが、ある朝、突然動けなくなり「強制終了」を体験。職場復帰後、友人経由で転送されてきた「とあるブログ」をきっかけに自己探求に目覚め、「心のしくみ」についての学びをスタートさせる。
 現在、小学校勤務のかたわら、これまでの経験を活かし、[心のしくみ]や[人としてのあり方・生き方]を先生・保護者・子どもたちに伝えていきたい」という願いを実現すべく、カウンセラー・セミナー講師を目指し修行中。

詳しいプロフィールはこちら。
PAGE TOP