今年も一つ、めでたく歳をとりました!! 『仕切り直し』について考える

あけましておめでとうございます。
年の初めにあたり、思うところがあったので書いてみました。

「年が改まったら、誰もが一斉に、一つ歳をとる」

正月飾り1 写真

今日は、2018年(平成30年)の元日。この表記は、もちろん太陽暦です。
太陽暦では、誕生日になったら一つ歳をとる。つまり「満年齢」で数えます。

では、かつての太陰暦ではどうであったか?
新年一月一日。年が改まったら、誰もが一斉に、一つ歳をとる。つまり「数え年」で数えるのですね。

「年が改まったら、誰もが一斉に、一つ歳をとる」 ということは、「新年を機にリセットするシステム」が意図的に作られていた、とも言えるでしょう。その効用をあげるとしたら、

・新しい段階に入ることで、社会的な責任を持つ気持ちをはぐくむ。
・「水に流す」ことはできなくても、昨年まであったことに一度区切りをつけ、新たな方向へと歩み出すきっかけにする。
・「今年も一つ、めでたく歳がとれてよかったね。」と、この一年間の生活への意気込みを持たせる。

つまり、「だれもが一斉に、一つ歳をとる」ことは「年に一度『仕切り直し』するチャンスが、誰にも与えられている!!」と言えるのではないでしょうか。

私は、このシステムの「効用」について、現代においても大いに着目したいと思います。

正月は、『仕切り直し』する絶好のチャンスだった

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『仕切り直し』というのは、

これまでの自分を見つめ、自分を受け入れたうえで再スタート・再チャレンジしていく、という意味合いを持っているのではないか、と私はとらえています。

今までにあったこと、良かったこと・悪かったこと、してみたいこと、悔い改めたいこと…。
つまり、・・・何でもいいので、とにかくここをきっかけにして、また新しい人生を歩んでいこうではないか!
太陽暦が採用される前の人々は、こんな気持ちを持ちながら新年を迎えていたのではないでしょうか。

かつては、どんな人にも『仕切り直し』をするチャンスが与えられていた。新年を迎えて年が改まるという、これ以上ない全国規模の荒業を使って。皆が、そのことを意識していた。だからこそ、

・大晦日までに掃除を済ませ、周囲の気の流れをよくする。
・身に着けるものを新調して、身の回りに新たな息吹を取り込む。
・正月に初詣に出かけ、神仏に昨年までのお礼と今年の意気込みを伝える。

など、年末年始の行事を、現代では考えられないほど大切にしていたのではないかと思うのです。

『仕切り直し』するチャンスは、いつでもいい。自分で決めていい。

この視点をもってさえすれば、正月以外にも『仕切り直し』するチャンスを作ることができる、ということになります。

そう、自分さえその気になれば、いつでも『仕切り直し』するチャンスが与えられているのではないでしょうか?

私自身、そのことに気づいた。
であるならば、カウンセラーを目指す私は、このような思いを持っている(あるいは、気づいた)人たちへのお手伝いが、何かできるのではないか。
自分のこれまでの経験を活かしながら、また自分自身もさらに新たなことに気づきながら、この一年を生きていきたい。

そんな思いを持った、2018年の元日でありました。

投稿者プロフィール

末広 康三
末広 康三
 <すえひろ・やすみつ>
 現役の小学校教師としてバリバリと仕事をこなしてきたが、ある朝、突然動けなくなり「強制終了」を体験。職場復帰後、友人経由で転送されてきた「とあるブログ」をきっかけに自己探求に目覚め、「心のしくみ」についての学びをスタートさせる。
 現在、小学校勤務のかたわら、これまでの経験を活かし、[心のしくみ]や[人としてのあり方・生き方]を先生・保護者・子どもたちに伝えていきたい」という願いを実現すべく、カウンセラー・セミナー講師を目指し修行中。

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