自分は、この<わたし>は、
今まで、何に遠慮してきたのだろう?
沢山たくさん、遠慮して遠慮して、
遠慮しまくって生きてきたように思う。
本当は一体、何をしたかったのだろう?
ようやく、
そんなことを自分なりに見つめ直し、
気付くことができる状態になってきました。
幼い自分が、家族の中で生きていくために考え抜いた【知恵】
ビリーフリセット®アドバイザー/コンダクターの末広康三(すえひろ やすみつ)です。
「イヤだ。」と言えなかった。
「これ、欲しい!!」とも言えなかった。
物心がついた頃から,いつもいつも、ずうっとずっと我慢していた。
言ってしまったら、
相手の気分を害して、怒られる。
自分が怒られるだけならまだしも、
自分が大切にしている誰かさんに、大きな迷惑をかけてしまう。
それは、困る。とっても困る。
自分の周囲(家族の中で)の平和が、保たれなくなるから…。
そうだ!! 自分が我慢していれば、誰にも迷惑をかけないで済む。
『いい子』にして『人の喜ぶ事をする』。
これが、幼少の頃のちっちゃな頭で考えに考え抜いた末の
【自分が生きていくための知恵】
だったのです。
自分自身を生きてこなかった、今までの<わたし>。
だから、自分のことよりもまず、
<相手のためになりそうなこと>を
率先して、一生懸命にやっていた。
その結果、
・相手の役に立った!
・喜んでくれた!!
・誉めてくれた!!!
・感謝してくれた!!!
よし。そうであるならば、
・もっともっと、相手のために自分が頑張って行動しよう!
・人に認められる存在になろう!!
・期待に応えられる人になろう!!!
そういう<思考>が、
自分の活動のエネルギーとなって、
目一杯、頑張って生きてきた。
お陰様で、
『困ったときの、康さん頼み』
と言われるほど、人に頼られる存在にまでになった。
でも…。
だけど…。
しかし…。
その一方で、時折ふと、
「一生懸命にやっているのに、なぜか虚しい…。」
そんな思いが、浮かんでくるたびに、
意識の外側に強制的に追いやって、
また人のために活動し続けていた<わたし>がいました。
疲れていても、睡眠時間を削ってでも、
腰痛やひざの痛みが酷くなって歩行が困難になっても、
息苦しくなって身体がこわばっても、
とにかく、ひたすらに、
「人のお役に立つ」ことを優先にして、
家族や自分のことを顧みずに突っ走っていたのでした。
突然やってきた「サイン」
そのサインは【強制終了】となって、
ある朝、突然に、目の前に現れました。
「夫の様子がおかしい…。」
不審に思って、寝室に来てくれた妻。
大泣きしながら、
でも、絞り出すような声しか発せなかった自分が、
彼女に伝えた一言は、今でも忘れはしません。
「アタマとココロとカラダが、バラバラになっちゃった…。」
この衝撃的な出来事、今なら説明ができます。
自分が<わたし>を生きてこなかったから、
自分の内面にあるものが、
「そいつは違うぜ。」と
サインを送ってきていたのだと。
~次のブロブ記事に続く~
投稿者プロフィール
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<すえひろ・やすみつ>
現役の公立小学校教師。神奈川県生まれ。これまで2,000人以上を直接指導。
40歳代後半、家庭では自身の子どもの不登校を経験し、仕事では「うつ」を発症。職場復帰後、大塚あやこ氏が提唱する「ビリーフリセット心理学®」と出会い、関心のあった「心のしくみ」についての学びを深める。
現在、小学校勤務と並行して、『心理の視点を取り入れて<問題>を俯瞰し、見つめ直してみる』という手法を教育・家庭・仕事に生かすべく、現場での実践や学習会・講演会などを行っている。
・ビリーフリセット®シニアアドバイザー
・企業研修ファシリテーター
(一般社団法人ビリーフリセット®協会 認定)
詳しいプロフィールはこちら。
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