ブログ、始めます!!  ~自分とつながる、しなやかに生きる~

頑固な自分

就職して3年目。
「自分には、この職業に向いていないのではないか?」思い余って知人に悩みを打ち明けると、紹介されたのが「自己啓発セミナー」。
当時は、猫も杓子もといった感じで、一大ブームとなっていた。

仕事を休んで参加した、5日間のベーシックセミナー。
終了したときの自分の感想は、たった一言。「俺って、頑固だな…。」
その時はなぜか、こんな感想しか浮かばなかった。

その頑固さは一体何だったのか、よく分からないでいた。ただ自分の中に、何とも言われぬ「頑固さ」を感じていたのだった。

強制終了

あれから四半世紀。
当時のそんな気持ちはとうに忘れ去って、バリバリと馬車馬のように仕事をこなしてきた自分だったが、それは突然にやってきた。

『強制終了』。

朝、布団から起きられない。体が動かない。とめどなく涙があふれ出る。トイレ以外は、動きたくない…。

頭と体と心が、バラバラに分断されてしまったのだ。

見えてきたもの

約1年間の療養休暇。
職場復帰してかなり経つが、今でもゆったりとしたペースでリハビリを続けている感じがする。

でも、少しずつ見えてきたものがある。

これまでの自分は、
「一人で、いろいろなものを背負い込んでいた。」
「自分の本当の気持ちに気づかなくなっていた。」
「自分軸ではなく、他人軸で生きてきた。」
「<ねば・べき>が当たり前になって、自分の感覚(感じる力)がマヒしていた。」

そして、かつて自己啓発セミナーで自分が感じた頑固さは、
「それは自分の思い込みの深さ、自分を守るために張り巡らしてきた壁の厚さ」であったと。

あの時からずっと張り巡らしてきた壁は、もう必要ではなくなってきているのだと。

自分がしていきたいこと

「これまでに自分が経験してきたことや考えていることなどを、多くの人に伝える・シェアする。」
そんなメッセージを、どこからともなく感じ取っている自分がいる。

『強制終了』を体験したからこそ、伝えられる何かがあるのではないか? そう思っている。

今の自分が、大切にしていること。それは、「自分とつながる」こと。
これからも大切にしていきたいこと。それは、「しなやかに生きる」こと。

投稿者プロフィール

末広 康三
末広 康三
 <すえひろ・やすみつ>
 現役の小学校教師としてバリバリと仕事をこなしてきたが、ある朝、突然動けなくなり「強制終了」を体験。職場復帰後、友人経由で転送されてきた「とあるブログ」をきっかけに自己探求に目覚め、「心のしくみ」についての学びをスタートさせる。
 現在、小学校勤務のかたわら、これまでの経験を活かし、[心のしくみ]や[人としてのあり方・生き方]を先生・保護者・子どもたちに伝えていきたい」という願いを実現すべく、カウンセラー・セミナー講師を目指し修行中。

詳しいプロフィールはこちら。
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