「自覚なく」溜め込んで、身動きがとれなくなってしまう前にすること

今までは何事もなく平気だったのに、
急にコトが運ばなくなったり、
立ち往生したりして、

「なぜこんな事態になったのだろう?」
「どうしたらいいのか?」

など、思い悩む場面に遭遇した経験は、
誰しもあることと思います。

このようなことが引き起こされる原因と、
そうなってしまう前に、
気をつけておきたいことについて、
私の身近に起きた出来事をもとにお伝えします。

 

原因は、「自覚なく溜め込んでいた」ことにあった

 

コンダクター/ビリーフリセット®アドバイザーの末広康三(すえひろ やすみつ)です。

 

妻と息子が各々のパソコンで動画再生中に、
ほぼ同じタイミングで、突然フリーズしました。

ルーターが故障してWi-Fiがつながらない!?
と、私にSOSしてきたのですが…。
原因は全く別のところにありました。

デスクトップ画面を埋め尽くすアイコンたち。
プロパティを開くと、案の定、
ディスクの空き容量はあと僅か。
これでは、動画は高速で処理されません。

使わないファイルやデータを削除し、
ディスクのクリーンアップをしたら…。

先ほどの事態がなかったかのように、
パソコンはサクサクと動き出しました!!

パソコンのメモリが大容量であることから、
気軽にバンバンとダウンロードしていたので、
このような事態は想定外だったようです。

 

今回の出来事は、
よくあるパソコン失敗談の一つですが、

私たちの考え方や行動にもつながる共通点がある

ことに、私は気づきました。

 

それは、

自分の外側(Wi-Fiのルーター)
原因があったのではなく

自分の内側(パソコン本体)に原因があり

「自覚なく溜め込んでいた」ことによって、
とうとう身動きが取れなくなった…。

ということを端的に示している事例だからです。

 

「自覚なく」から、『意識する』ことへシフトしてみる

 

キャパシティ(許容量)が減っている状態では、
いくら気合いや根性でがんばってみても、
それ以上のことができないのは、
もうお気づきのことでしょう。

 

私たちは、ごく当たり前のこととして、

あれもやろう、これもやろう!! とか、
まだまだ大丈夫、できる!! とか、
もっと、もっとやらないと駄目!! とか、

自分の内側に付け足し(プラス)することを、
やっていることが多いです。

 

「当たり前のこと」

であるということは、

「無自覚」に行っていること

オートマチックであるが故に、
「自覚なく溜め込んでいる」ということになります。

 

では、「自覚なく溜め込んだ」ものを
どのように処理したらよいのでしょう?

そう、逆のことをすればいいのです。

 

自覚を持つこと、つまり『意識して』
・入れることを、食い止める。
・溜め込んだものを、出す。

ことをしていくのです。

 

また、日常的に、
・言いたいことを我慢している
・感情を押し殺して表に出さない
・他人と比べ、自分は劣っていると思い込む  etc.

このような傾向が見られる方には、

断捨離でもいい
運動でもいい
カラオケでもいい
誰かに話してもいい
書き出して可視化するのもいい

とにかく、内側から外側に「出す」
ことをやってみてください。
自分がどれだけ内側に溜め込んできたのか、
少しずつ実感できることでしょう。

 

身体や感情の「小さな変化」にも気を留める

 

先ほどのパソコンの件では、
そこに至るまでの間、
何度か、動作不良があったそうです。
でも、一時的な事ですぐに回復したので、
それ以上は気にしなかったとのこと。

実は、ここが第2のポイントなのです。

・息がしづらい
・頭が重い
・肩が張る
・瞼がピクピクする
・夢を見るようになり、あまり眠れない  etc.

ちょっとした体調の変化や違和感が
何度かあったとしたら、
それが、物言わぬ身体(自分の内側)からのサイン
こんな時こそが、
自分自身を見つめ直すチャンスです。

決して、気合いや根性なんかで
乗り切ろうとしてはいけません!!
(このサインを徹底的に無視した結果、「強制終了」
に見舞われたのが、他でもないこの私です。)

 

「出す」からこそ、「余裕」が生まれる

 

「身動きが取れない」ということは、

自分の内側に余裕がなく、
常に狭い範囲でしかものをとらえられない状態

にある、ということになります。

そのような状態では、
破綻が起きるのは時間の問題だと想像できますね。
でも、いざ自分のことになると、
残念ながら、なかなか気づかないことが多いです。

 

何事もなく平気だったのに、
急にコトが運ばなくなったり、
立ち往生したりして、

「なぜこんな事態になったのだろう?」
「どうしたらいいのか?」

など、思い悩む場面に遭遇した時には、

・まず、「入れる」のを『意識して』止める
・そして、「出す」という行動をとる

 

ほんの少しでいいので、
自分自身のことを見つめ直して、
身動きが取れているかどうか、
『意識して』チェックすることをお勧めします。

 

 

先ほど少しふれた、
「押し隠してしまった自分の感情」
などについての話題は、
「心の仕組み」と合わせて、
別の機会で改めて取りあげていきます。

 

 

投稿者プロフィール

末広 康三
末広 康三
 <すえひろ・やすみつ>
 現役の小学校教師としてバリバリと仕事をこなしてきたが、ある朝、突然動けなくなり「強制終了」を体験。職場復帰後、友人経由で転送されてきた「とあるブログ」をきっかけに自己探求に目覚め、「心のしくみ」についての学びをスタートさせる。
 現在、小学校勤務のかたわら、これまでの経験を活かし、[心のしくみ]や[人としてのあり方・生き方]を先生・保護者・子どもたちに伝えていきたい」という願いを実現すべく、カウンセラー・セミナー講師を目指し修行中。

詳しいプロフィールはこちら。
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