『子どもとの向き合い方』7つのヒント
第1回目のお話です。
「子どもとどう向き合っていいのか、もう分からない!!」
「どうしてこんなに私は忙しいの?疲れているの?」
「なぜ、私はうまくできないの?親として失格なの?」
このようなモヤモヤした気持ちや
困り感で一杯になっているのであれば、
「押してもだめなら引いてみな」
という逆転の発想で、
「自分自身の内側を見つめ直す」
ことをお勧めします。
『自分自身を見つめ直す』シミュレーション
それではここで、
「ちょこっと実験」をしてみましょう。
自分自身の内側を見つめ直すための
『感情』についてのシミュレーション
と思っていただいていいです。
あくまでも「実験」ですので、
感じられなくても、うまくいかなくても大丈夫。
間違い、ということはありませんから、ご心配なく。
「ちょこっと実験」の質問は、次の3つです。
① 「お子さんが言う事を聞いてくれなかったら、あなたはどんな感じや気分になりますか?」
② 「その感じや気分は、誰に気づかれたくないですか?」
③ 「その感じや気分を受け取ったら、あなたはどうなる気がしますか?」
さて、どんなイメージが出てきたでしょうか。
① については、
・イライラ
・ムカムカ
・自分が責められているような気がする
などと感じたり、気分になったりしたかもしれません。
② については、
あなたが思い浮かべた『誰か』に、
責められたり、レッテルを貼られたりしないよう、
懸命に頑張っている「わたし」。
そんなご自身の姿が見えてきたかもしれません。
③ については、
・自分は、親として頼りない。
・自分は、子育てできないダメな奴。
などと思っている自分がいた!!
そんなことに気づかれたかもしれません。
『幼少期の自分の感情』を拾う
この実験の結果を踏まえた上で、
あなたが子どもだった頃のことを、
思い出してみましょう。
幼少期の自分には、
・「本当にやりたいこと」があった
・実は「これはおかしい」「何か違うんじゃないかな」と思うところがあった
のにもかかわらず、
・大人(親・先生)が言うことは、全て「正しい」し、「当たり前」だ。
・大人に反論してはいけない。
・大人の言うことに素直に従えない自分は、「間違って」いて「ダメな奴」。
と、思い込んできたのではなかったでしょうか。
子どもの頃からずっと、
こんなにも我慢して、頑張ってきた。
それなのに、大人になった今、
目の前にいる我が子から、
・言うことを聞かない
・やらない
という姿を見せつけられると、
・とても目障り
・ウザい
・イライラ
・息苦しい
という気持ちが充満してきて、
・自分の親ができたことを、この自分ができないなんて、恥ずかしい。
・「親として失格!!」と、誰かに言われそうな気がする。
そんな心持ちになっているのではないでしょうか。
ここまで読んでいただいて、
・そんなこと、思ってもみなかった
・もう、こんな感情を味わいたくない
・これ以上の深掘りは、もう無理!!
などと思われた方がいらしても、
不思議ではないでしょう。
でも、あと、もう少し。
ここに踏み止まっていただきたいのです。
『自分の内側に押し隠してきた感情』
に視点を向けてみましょう。
まだ成仏していない『感情』を拾い、
自分自身がそれを癒していくと、
これまで囚われていた「観念」が緩み、
自分が自分を「責める」ことや、
相手を「攻める」ことが減ってきます。
すると、自分自身の
<ものの見方・とらえ方>
に変化が現れてきます。
このようにして、
<心理の視点を取り入れる>
ことで、
ご自分の「子どもとの向き合い方」が、次第に改善されてきます。
(ちなみに、この「囚われの観念」のことを、
心理学では『ビリーフ』と呼んでいます。)
「自己受容」が「他者受容」へとつながる
ご自身の「あり方・存在(being)」が整ってくると、
「自己受容」
の状態になります。
自己受容は、他者受容へとつながります。
その結果が、
お子さんとの向き合い方に改善をもたらしていきます。
「子どもとどう向き合ったらいいか、分からない」
となったときには、
慌てず、まずは一呼吸おいてみましょう。
・自分の都合や見栄、体裁、思い込みを基にして、
子どもに接していなかったか?
・他人から言われることを恐れて、
子どもに「当たり前」を押し付けていなかったか?
と、ご自身を見つめ直してみてください。
お子さんとの向き合い方が、
・不安や心配、怖れや恐れからの行動
・幼少期からの「囚われの観念(ビリーフ)」
によるものあると気づいたならば、
「心の仕組み」を知る
ことで、お子さんへの対応が
少しずつ変化してくることでしょう。
『リセット・仕切り直し』するには
絶好のチャンスである、この春休み。
7回にわたって
「子どもとの向き合い方」のヒント
をお伝えしています。
〔プロローグ〕
春休みは、『子どもとの向き合い方』を見つめ直す絶好のチャンス!!
〔次回〕
子どもがとったその行動 ⇒『理由・背景』に目を向けてみる
〔第3回〕
『何で?』は、相手の心を閉ざすNGワード
〔第4回〕
焦りは禁物! 「I(アイ)・メッセージ」で自分の気持ちを伝える
〔第5回〕
『子どもの存在を認める言葉掛け』で安心感を高める
〔第6回〕
子どものやる気を引き出す魔法の言葉は、『惜しい!!』
〔第7回〕
大人が変われば、子どもも変わる
これらのブログ記事が、
少しでも、皆さまのお力になれましたら幸いです。
投稿者プロフィール

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<すえひろ・やすみつ>
現役の公立小学校教師。神奈川県生まれ。これまで2,000人以上を直接指導。
40歳代後半、家庭では自身の子どもの不登校を経験し、仕事では「うつ」を発症。職場復帰後、大塚あやこ氏が提唱する「ビリーフリセット心理学®」と出会い、関心のあった「心のしくみ」についての学びを深める。
現在、小学校勤務と並行して、『心理の視点を取り入れて<問題>を俯瞰し、見つめ直してみる』という手法を教育・家庭・仕事に生かすべく、現場での実践や学習会・講演会などを行っている。
・ビリーフリセット®シニアアドバイザー
・企業研修ファシリテーター
(一般社団法人ビリーフリセット®協会 認定)
詳しいプロフィールはこちら。
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