新年度が始まりました。
どの先生も、熱意と工夫を凝らして
新学期最初の授業に臨まれていると思います。
私は、「学習ノートの日付の書き方」を
こんな風に指導しています。
美しい新月に誘われて、思い出したのは…。
ビリーフリセット®アドバイザーの
末広康三です。
4月7日の夕方のこと。
買い物帰りのスーパーの屋上駐車場。
何気なく西の空を見上げると…
三日目の新月。
あまりにも美しかったので、
急いで携帯カメラで撮影していました。
そうだ、「月」と言えば、
毎月やっている「アレ」が
あったではないか!!!!!
そんなことを急に思い出したので、
ブログ記事にすることにしました。
いつも授業でやっていることなのですが、
子どもたちから好評なので、
今回、特別公開します!!
(と言っても、自分が担任した学級の保護者の皆さんには、普段からお伝えしていることなんですけどね。)
『知的』に、各月の名称をさりげなく教える
学習ノートに書き込む際には、
どの教科でも、毎時間の授業で
「日付」と「タイトル」を書かせます。
いちいち面倒くさいようですが、
日付が入っていると、検索しやすい。
小学1年でも6年でも、基本は同じ。
これは、子どもたちがパソコンを
頻繁に使うようになった時、
作成した文書や保存した画像に
タイトルを付ける時の参考にもなります。
さて、「日付」の書き方ですが、
4月についていえば、
最も一般的なものは、こちら。
でも、毎回こればかりだと、
「つまんないー。」
飽きてしまって、ノートに書くことが
だんだん億劫になってきます。
そこで時折、こんな風に書き方を
変えてみるのです。
横書きの場合なら…
縦書きの場合なら…
ただ書かせるのではなく、
ちょっとした説明も加えます。
例えば、5月の日付の説明では、
『May』『皐月(さつき)』と板書し、
読み方を確認してから、こう問います。
私「『となりのトトロ』に出てくる、
主人公の女の子たちの名前は?」
児童「『さつき』と『メイ』!!!」
私「よく知っているね。」
「二人は、何月生まれか、知ってる?」
児童「知ってるよ。5月生まれ…。 」
「あっ!! そうだったのか!!!!!」
「5月生まれだから、『さつき』と『メイ』なんだ!!!!!」
これでもう、子どもたちには
しっかりとインプットされています。
次の授業では、教師が指示しなくても、
『May』『さつき』『5(月)』などと、
自ら選んで書き出しています。
小学校では、来年度から
「外国語」(主に英語)の学習が、
本格的に導入されます。
また、各月の旧称を知っておくと、
中学校から始まる「古文」の学習に
つながってきます。
その時期・その教科の時間になって
初めて学習するのもいいのですが、
普段の授業の機会をとらえて、
『知的』に学習していくことも
いいのではないか。
「学習ノートの書き方」を切り口に、
英語や旧称での各月の名称に触れる。
このような活動を通して、
「学習の素地を培っていく」
ことも大切であると思い、
毎月、月初めに実践しています。
投稿者プロフィール
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<すえひろ・やすみつ>
現役の公立小学校教師。神奈川県生まれ。これまで2,000人以上を直接指導。
40歳代後半、家庭では自身の子どもの不登校を経験し、仕事では「うつ」を発症。職場復帰後、大塚あやこ氏が提唱する「ビリーフリセット心理学®」と出会い、関心のあった「心のしくみ」についての学びを深める。
現在、小学校勤務と並行して、『心理の視点を取り入れて<問題>を俯瞰し、見つめ直してみる』という手法を教育・家庭・仕事に生かすべく、現場での実践や学習会・講演会などを行っている。
・ビリーフリセット®シニアアドバイザー
・企業研修ファシリテーター
(一般社団法人ビリーフリセット®協会 認定)
詳しいプロフィールはこちら。
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