私流・学習ノートへの日付の書き方 ~美しい新月に誘われて~

 

新年度が始まりました。
どの先生も、熱意と工夫を凝らして
新学期最初の授業に臨まれていると思います。
私は、「学習ノートの日付の書き方」を
こんな風に指導しています。

美しい新月に誘われて、思い出したのは…。

 

ビリーフリセット®アドバイザーの
末広康三です。

 

4月7日の夕方のこと。
買い物帰りのスーパーの屋上駐車場。
何気なく西の空を見上げると…

19-012-1 月

三日目の新月。
あまりにも美しかったので、
急いで携帯カメラで撮影していました。

 

そうだ、「月」と言えば、
毎月やっている「アレ」が
あったではないか!!!!!

そんなことを急に思い出したので、
ブログ記事にすることにしました。

 

いつも授業でやっていることなのですが、
子どもたちから好評なので、
今回、特別公開します!!

(と言っても、自分が担任した学級の保護者の皆さんには、普段からお伝えしていることなんですけどね。)

 

 

『知的』に、各月の名称をさりげなく教える

 

学習ノートに書き込む際には、
どの教科でも、毎時間の授業で
「日付」と「タイトル」を書かせます。

 

いちいち面倒くさいようですが、
日付が入っていると、検索しやすい。

小学1年でも6年でも、基本は同じ。

 

これは、子どもたちがパソコンを
頻繁に使うようになった時、
作成した文書や保存した画像に
タイトルを付ける時の参考にもなります。

 

さて、「日付」の書き方ですが、
4月についていえば、
最も一般的なものは、こちら。

19-012-2 数字

 

 

でも、毎回こればかりだと、
「つまんないー。」
飽きてしまって、ノートに書くことが
だんだん億劫になってきます。

 

そこで時折、こんな風に書き方を
変えてみるのです。

横書きの場合なら…

19-012-3 April

 

縦書きの場合なら…

19-012-4 卯月

 

 

ただ書かせるのではなく、
ちょっとした説明も加えます。

 

例えば、5月の日付の説明では、
『May』『皐月(さつき)』と板書し、
読み方を確認してから、こう問います。

 

私「『となりのトトロ』に出てくる、
主人公の女の子たちの名前は?」

児童「『さつき』と『メイ』!!!」

私「よく知っているね。」
「二人は、何月生まれか、知ってる?」

児童「知ってるよ。5月生まれ…。 」
「あっ!! そうだったのか!!!!!」
「5月生まれだから、『さつき』と『メイ』なんだ!!!!!」

 

これでもう、子どもたちには
しっかりとインプットされています。

 

次の授業では、教師が指示しなくても、
『May』『さつき』『5(月)』などと、
自ら選んで書き出しています。

 

小学校では、来年度から
「外国語」(主に英語)の学習が、
本格的に導入されます。

また、各月の旧称を知っておくと、
中学校から始まる「古文」の学習に
つながってきます。

 

その時期・その教科の時間になって
初めて学習するのもいいのですが、
普段の授業の機会をとらえて、
『知的』に学習していくことも
いいのではないか。

「学習ノートの書き方」を切り口に、
英語や旧称での各月の名称に触れる。

このような活動を通して、
「学習の素地を培っていく」
ことも大切であると思い、
毎月、月初めに実践しています。

 

 

投稿者プロフィール

末広 康三
末広 康三
 <すえひろ・やすみつ>
 現役の公立小学校教師。神奈川県生まれ。これまで2,000人以上を直接指導。
 40歳代後半、家庭では自身の子どもの不登校を経験し、仕事では「うつ」を発症。職場復帰後、大塚あやこ氏が提唱する「ビリーフリセット心理学®」と出会い、関心のあった「心のしくみ」についての学びを深める。
 現在、小学校勤務と並行して、『心理の視点を取り入れて<問題>を俯瞰し、見つめ直してみる』という手法を教育・家庭・仕事に生かすべく、現場での実践や学習会・講演会などを行っている。
 ・ビリーフリセット®シニアアドバイザー
 ・企業研修ファシリテーター
  (一般社団法人ビリーフリセット®協会 認定)

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